2009.12.16 Wednesday
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2009.12.14 Monday
ヘソ出しの形而上学(前編)〜現代美術家・大塚聡序論(3)〜
JUGEMテーマ:アート・デザイン
だいぶ時間が経ってしまいましたが、大塚聡序論、しぶとく再開です。
芸術の本質とは何でしょうか?
「キャンパスの上に描かれた記号」が「作品」になるためには何が必要なのでしょうか?
私は美術を専門に学んだことはなく、仕事にしているわけでもありません。あまり偉そうな
ことは言えないのですが、もし私が答えるとすれば、芸術の本質とは「強迫」と「偏執」と
いうことになります。
次の作品をご覧ください。
*1992年の作品・その1
大塚さんは「身だしなみの悪い子供」に執着があり、「ズボンから下着がはみ出している
子供」「ヘソが見えている子供」をモチーフにした作品を少年の頃からたくさん描かれています。
*1992年の作品・その2
大塚さんにとって「ヘソ出し子供」は「悪趣味な常識」の象徴であるらしいのですが、
正直、私には大塚さんのこだわりが理解できません。
*「小熊のハウアス」より
・・・ヘソだしの子供・・・私は普通にかわいいと思っちゃうんですけどねぇ・・・。
大変失礼な話なのですが、大塚さんには幼児愛傾向があって、欲望の対象として
「ヘソを出した少年(あるいは少年に擬人化された動物)」を描いているのかと
思っていました。ところが、私のこの低俗な推測は大塚さん本人の口から完全に
否定されました。
大塚さんはあくまで「身だしなみの悪い子供」という「現象」に興味があり、そこに
性的な意味合いは存在しないということでした。
*アイデアノートより(1993年)
大塚さんはなんと、ただ描いてるだけでは飽き足らずに、ヘソだし子供の美学的
研究をしようとしています。すげーな。この研究、完成させて欲しいです。
こうなってくるとなんていうかもう、
子供の「ヘソ出し」「パンツ出し」の形而上学的研究といった趣です。
大塚さん、あなた様についていける人はそうそういないでしょうよ(笑)。
(続く)
大塚聡・公式ブログ
妄想印象派 あるいは、東京藝 術病院:多摩美術病院
だいぶ時間が経ってしまいましたが、大塚聡序論、しぶとく再開です。
芸術の本質とは何でしょうか?
「キャンパスの上に描かれた記号」が「作品」になるためには何が必要なのでしょうか?
私は美術を専門に学んだことはなく、仕事にしているわけでもありません。あまり偉そうな
ことは言えないのですが、もし私が答えるとすれば、芸術の本質とは「強迫」と「偏執」と
いうことになります。
次の作品をご覧ください。
*1992年の作品・その1
大塚さんは「身だしなみの悪い子供」に執着があり、「ズボンから下着がはみ出している
子供」「ヘソが見えている子供」をモチーフにした作品を少年の頃からたくさん描かれています。
*1992年の作品・その2
大塚さんにとって「ヘソ出し子供」は「悪趣味な常識」の象徴であるらしいのですが、
正直、私には大塚さんのこだわりが理解できません。
*「小熊のハウアス」より
・・・ヘソだしの子供・・・私は普通にかわいいと思っちゃうんですけどねぇ・・・。
大変失礼な話なのですが、大塚さんには幼児愛傾向があって、欲望の対象として
「ヘソを出した少年(あるいは少年に擬人化された動物)」を描いているのかと
思っていました。ところが、私のこの低俗な推測は大塚さん本人の口から完全に
否定されました。
大塚さんはあくまで「身だしなみの悪い子供」という「現象」に興味があり、そこに
性的な意味合いは存在しないということでした。
*アイデアノートより(1993年)
大塚さんはなんと、ただ描いてるだけでは飽き足らずに、ヘソだし子供の美学的
研究をしようとしています。すげーな。この研究、完成させて欲しいです。
こうなってくるとなんていうかもう、
子供の「ヘソ出し」「パンツ出し」の形而上学的研究といった趣です。
大塚さん、あなた様についていける人はそうそういないでしょうよ(笑)。
(続く)
大塚聡・公式ブログ
妄想印象派 あるいは、東京藝 術病院:多摩美術病院